2022年4月25日
いっぱい甘える中で心がつながりたい(園長より)
初夏に入り「目には青葉山ほととぎす初鰹」と申しますが、若葉の美しい季節を迎えました。新年度が始まり、新しいお友だちが入って、園は活気に満ちています。コロナ禍の中での生活ですが、健康面や安全面に配慮しながら楽しい園生活が送れるようにしたいと思います。保護者の皆様には様々な面でお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
今年度の園運営の面で大事にしたいことは、みんなが「つながる」ことです。保育者と子ども、子どもと子ども、保育者と保護者の皆様が心と心で結ばれて、なんだかとっても、「あーいいな」と感じるような温かい保育に努めてまいりたいと思います。その為に今年度は、「ほめ合う」「ゆるし合う」ということを大事にしたいです。子どもたちの中にあるちょっとした頑張りや優しさなどを見つめて褒めてあげることで、嬉しくなったりやる気が出たりします。大人同士も褒められると嬉しいです。子どもは尚更そうですね。子どもは自分の力で伸びるわけですが、褒められることで自信が生まれ、伸びるきっかけができると思います。「すごいね」「すばらしい」「さすがだね」また、感謝の言葉「ありがとう」も大切だと思います。それに、できないことを指摘するよりも、それでいいんんだよと、認めて安心させてあげることが、小さな子どもにとっては一番大事な事だと思います。「この先生とおしゃべりしたーい」の気持ちで、自分をいっぱい出してくれますね。
先日こんな素敵な詩に出会いました。
「おかあさん」 まど・みちお
おかあさんは ぼくを一ばんすき!
ぼくは おかあさんを 一ばんすき
かぜ ふけ びょうびょう
あめ ふれ じゃんじゃか
「えーん」と泣いている時、ママのそばで甘えられるから、子どもはお母さんが大好きですね。甘えられるからこそ、自由にのびのび自分を開放して、安心して自分を出すのだと思います。心がつながり合う為に、みんなで許し合うこと。あなたはあなたのままでいいんだよ。そのままでいいよ。と、甘えられる幼稚園。そしたら、みんながチョッとつながって「あーいいな愛の幼稚園」に一歩近づくのかなと思います。