2022年6月3日
子どもの可愛らしさを見つめて(園長より)
♪かえるのうたがきこえてくるよ…♪季節は6月に入りました。カエルの鳴き声があちこちで聞こえだし、梅雨時の気配が漂っています。新型コロナ感染は少しずつではありますが、落ち着いてきているようにも見えます。これから益々暑くなりますが、外での遊びではマスクを外すなど、熱中症対策をしてまいりたいと思います。保護者の皆様には、レーザーキッズでの諸連絡など、様々な面でお願いすることばかりで申し訳ございません。よろしくお願いいたします。
先日、ふと園庭を覗くと年中の子どもたちが先生と「はないちもんめ」の遊びをしていました。2つのグループに分かれて、「あなたがほしい~相談しよう~」と言いながら、楽しそうでした。ジャンケンに負けた子が相手のグループに行っても、それほど悔しがることもなく、遊びは進んでいきます。先生が子どもに溶け込んで、自然と温かい雰囲気が漂っていました。今年、園で大切にしたいことは、みんなが「つながる」ことや「いい雰囲気」です。2か月程経ちましたが、園のあちこちで、こうした先生と子どものいい関係が見られて嬉しいです。「相田みつお」さんのこんな詩に出会いました。
あなたがそこにただいるだけで
その場の空気があかるくなる
あなたがそこにただいるだけで
みんなのこころがやすらぐ
そんなあなたにわたしもなりたい
この詩を読みながら、ただいるだけでどうしてこんなに素敵な場所になるんだろう?と思います。「あなた」はどんな人なんでしょう。よく考えたらそれは、可愛いこどもですね。子どもがいるから園も家庭も明るくなるのですね。子どもから元気も貰えます。ダンゴムシや色水遊びに夢中になれる純粋な心を持った子ども。小さな出来事にもときめき、喜びをいっぱい思い切って出せる子どものようになりたいと思います。赤ちゃんは、そこにいるだけで、その場が輝やきに包まれますね。
庭でアサガオの苗を植え替えていたら、2人のお子さんが、「僕も植えたい」と寄ってきました。小さな手で「大きくなあれ」とつぶやきながら苗に土を被せてくれました。きっと子どもの可愛らしさを大切に見つめていたら、神様が「いい雰囲気」の昭和幼稚園にしてくれるのだと思います。