2022年11月2日
秋を感じ優しさに包まれて(園長より)
♪やきいもやきいもおなかがぐー♪やきいもの歌が聞こえてきます。周りの木々が色づき出して、気持ちの良い秋の日が続いています。季節は11月に入りました。朝夕はめっきり寒くなってきましたが、子どもたちは元気に園で過ごしています。
1日(火)はみんなで焼きいもを食べました。ホカホカのおイモを小さな手で持って、フーフーしながら頬張りました。「おいしいね」とニコニコ笑顔の子どもたちでした。おイモだけでなく、先日は中野さんの畑でリンゴ狩りをし、秋映えやシナノゴールドなど美味しくいただきました。おイモにリンゴに、子どもたちは秋の味覚をいっぱい味わっています。
中野さんご夫婦は、子どもたちが喜ぶようにと、リンゴ園の入口にプーさんのぬいぐるみやハロウィンの飾りを置いてくださったり、いろんな種類のリンゴの名前やもぎ方など丁寧に教えてくださいました。帰りにはお土産のリンゴもくださり、ご親切には頭の下がる思いです。
また、美味しくいただいたおイモですが、畑の管理は、運転手の2人の先生方が中心となって、土に落ち葉を入れて日頃からよく耕したり、夏の炎天下の中草取りをしたりと、真心を込めて畑づくりをしていただきました。ですから、あんなに立派で美味しいおイモに育ったのだと思います。皆様のご厚意に触れて、子どもたちも優しさに包まれていました。
先日、「ふしぎなポケット」(まど・みちお詩)という歌を口ずさみました。紹介します。
ポケットの中には ビスケットがひとつ
ポケットをたたくと ビスケットはふたつ
もひとつたたくと ビスケットはみっつ
たたいてみるたび ビスケットはふえる
そんなふしぎな ポケットがほしい
そんなふしぎな ポケットがほしい
たたくたびに増えるポケットは子どもの心。ビスケットは、子どもの輝き・素晴らしさ、優しさ…なのかな?と、ふと考えました。愛情の気持ちで寄り添う(たたく)と、その子の輝きが2つ3つ…とどんどん増えてくる。優しくなっていけると思います。運転手さんや中野さんの優しい気持ちが、おイモやリンゴに届いて美味しくなったようにです。やはり子どもを伸ばすのは、私たち保育者の優しさや愛情ある接し方。その温かい気持ちを見つめていきたいと思います。
子どもたちの個性が益々あふれる秋となるよう祈ります!
(やきいも会でお芋を美味しくいただきました)