2023年1月31日
ありがとうの心が溢れるよ(園長より)
♪おにはそとふくはうち…まめまきの歌が聞こえてきそうなこの頃です。大寒が過ぎましたが、まだまだ厳しい寒さが続いています。3日は節分です。そして、立春を迎えます。陽射しも少しずつ明るくなり、季節は春に向かって少しずつ動いているように感じます。3学期も後1ヶ月と少しですが、保護者の皆様には様々な面でお世話になっております。よろしくお願いいたします。
さて、始業式に三学期は「ありがとう」の言葉を大切にしましょう。という話をしました。幼稚園が楽しくなるのは、お友だちと仲よしになることです。「ありがとう」をいっぱい言うと、自分も相手も良い気持ちになって、自然と良い関係づくりが生まれると思います。
先日、『ありがとうのすごい秘密(小林正観著)』という本を読みました。その中に、「ありがとう」を言い続けることで見えてくるものがあるという記述に学びました。紹介します。
【お子さんを小児がんで亡くされたご夫婦がいました。病院でのお子さんの最後の言葉は「ありがとう」でした。その言葉にご夫婦は救われます。だから、その言葉を本当に一生の言葉にしたいなと思い、言い続けました。「ありがとう」の数が1000万回のときに、今まで経験をしたことがないことが起こりました。それは、繁盛しているお店の店員さんを見ていると、神様と一体になっていて、その人が神様に見えるようになりました。そして、もっと言い続けると、2000万回になったときに、本当にすごいことが分かりました。何かというと、あたりまえの人生、普通に生きられることはとんでもない幸せだと感じたんですね。淡々と普通に生きられることが奇跡だと気づくことができました。…】
読んでいて、なんだか心がジーンとして、素晴らしい話であると感動しました。今こうして生きて生活できているのも、自分だけでなく、周りの人やものに支えられているからですね。自分の力は小さいなと思います。どんなことにも、「ありがとう」「ありがとう」と、心の中で呟ける保育者でありたいと思います。
お楽しみ発表会のリハーサルが始まっていて、子どもたちは自分たちの劇を一生懸命に練習しています。役になりきって、目を輝かせて歌ったり、台詞を言ったり、可愛いひたむきな姿にときめきます。きっと、本番はたくさんの「ありがとう」の気持ちが、ゆうぎ室いっぱいに溢れることでしょう!