2023年3月14日
みんなの心が あーいいな(園長より)
♪いつのことだか思い出してごらん…♪年長さんの歌う、きれいな「思い出のアルバム」の歌が、ゆうぎ室に流れます。今年度も後、僅かとなりました。保護者の皆様方には、この一年間、様々な面でご支援いただきました。ありがとうございました。
園では、「あーいいな愛の幼稚園」をモットーに、「あたたかい雰囲気」や「みんなの心がつながる」ことを大切に取り組んできました。日常生活のちょっとした場面で、優しいなとか、素直だなとか、可愛いなとか、頑張ってるな、などの「あーいいな」と感じる雰囲気が見られています。
年少さんは身の回りのことができるようになり、お友だちとも仲良く遊べるようになってきました。年中さんは、人の気持ちを理解して、上手に友だちと関われるようになってきました。年長さんは、気持ちを込めて、自分の思いを表現することができてきています。
みんなそれぞれ、様々なことを体験し、いろんなこと(あーいいな)を感じながら、自らが自分の心と身体を成長させているように思います。感じることってとても大切ですね。できたらマイナスをプラスに感じたいです。子どもたちもみんなそれぞれ輝く個性を持ったステキな存在です。「~君、~ちゃん素晴らしいなあ」と、良い面を見つめたいです。
朝、園門にいると年少のA君が「これ上げる」と言って、ヒメオドリコソウの花を持って来てくれました。可愛い春が届いて、ホッと優しい気持ちに包まれました。きっと登園途中に目に留まった花を見て、嬉しかった気持ちを他の人に届けたかったのでしょう。とても明るい気持ちになりました。
また、バスから降りて登園して来た年長のB君は、「園長先生、どうぞ」と言って、お手紙を持って来てくれました。わあーと時めき、読んでみると、「ありがとうございました」の心の込めた気持ちが書かれていました。卒業を迎えるにあたって、感謝の気持ちを伝えたかったのだと思います。うーん、優しい姿です。「あーいいな」と、子どもたちからの愛を感じました。
園庭のコブシの芽が角ぐみ、淡い光を帯びて、もう直ぐ花を咲かせようとしています。真っ青な空に向かっています。昭和っこたちも、ぐんぐんぐんぐん自分の力で伸びます。これからも、ぽかぽかの笑顔で周りを照らしてくださいね。
年長さん、ご卒業おめでとうございます!みなさんの幸せを祈っています。