2023年6月1日
子どもの感情をいつも受け止めて(園長より)
♪おやまにあめがふりました…♪梅雨の季節が間もなく訪れそうなこの頃です。アリンコ畑の玉ねぎはすっかり大きくなって、はち切れそうな玉となり、サツマイモの苗も根付いて、伸びようと勢いづきました。恵みの雨に感謝をし、みんなで仲良く楽しい園生活を送りたいと思います。季節は6月に入ります。若葉はキラキラと瑞々しく輝き、子どもたちの姿と重なります。
園のあちこちにも花が咲き出し、虫たちが動き出しました。先日、女の子たちが「園長先生見て見て」と、水の中にサツキの花びらが入った袋を持ってきました。「揉んであげるときれいな色水になるよ」と教えてあげると、早速、小さな手でゴシゴシしながら、色水に変わる様子を楽しんでいました。A君は、プランターの下に見えた石を取って欲しいと言ってきます。掘ってあげましたが、大きくて取れません。すると、他の小さなとんがっている石を手に取って、感触を楽しみながら、持って行きました。自分の宝物を見つけたように嬉しそうでした。
子どもはとても、いろんなものに時めきます。大人なら見過ごしてしまうような事でも、心を寄せ感動します。ままごと遊びなど見立て遊びができるのも純粋な幼児の時ですね。子どもが驚いたり夢中になっている豊かな心に、いつも寄り添いたいと思います。
子どもの感情が表現されている童謡「てをたたきましょう」を紹介します。
てをたたきましょう たんたんたんたん
あしぶみしましょう たんたんたんたん
わらいましょう あっはっは
おこりましょう うんうんうん
なきましょう えんえんえん
ああ おもしろい
子どもが自由に笑ったり、怒ったり、泣いたりするありのままの気持ちや感情を大事にしたいなあと思います。怒りたいときは怒る。泣きたいときは泣く。無理に押し込めようとしないで、そのこともみんな受け止めてあげたいと思います。子どもの優しさの芽はそうしたところからも育ってくるのかと感じます。
「えーん」「あはは」思い切り発したいです。子どもの心が蘇るかもしれませんね。