2023年10月19日
子どもたちが明るく楽しい色に染まれと願い(園長より)
(徒歩遠足の風景から)
♪あきのゆうひにてるやまもみじ…♪周りの木々が色づき出して、秋が溢れるこの頃です。10月も後半になり、子どもたちは芋ほりやリンゴ狩りなど楽しんでいます。運動会が終わって、子どもたちは様々な面で育ってきているように感じます。並ぶこと、走ること、聞くこと、友だち関係、集団行動…その子なりにいっぱい伸びてきています。保護者の皆様には、いつもご支援いただきありがとうございます。
先日、秋の夕日の中でお預かりの4~5人の子どもたちが楽しくなわとびをしていました。年長さんが回して、他のお友だちが跳んでいます。夕日に照らされる瞳。にこにこ笑顔でとても嬉しそうな表情です。しばらくいいなあーと眺めていました。先生は近くにいませんでしたが、自然に集まって自分たちで声を掛け合い、おしゃべりをしています。近くのケヤキやヤマボウシの木々も、子どもたちも、みんなが柔らかい秋色に染まって輝いていました。大好きな歌に「とんぼのめがね」という歌があります。紹介します。
とんぼのめがねは 水いろめがね
青いおそらを とんだから とんだから
とんぼのめがねは ぴかぴかめがね
おてんとさまを 見てたから 見てたから
とんぼのめがねは 赤色めがね
夕やけぐもを とんだから とんだから
とんぼは純粋で自由にいろんなところを飛んで行けるので、その環境に合った色に染まっていきます。よく考えてみたら、園で過ごす子どもたちも、周りの環境の色に自然に染まっているように思います。明るい環境(雰囲気)ならば、あかるい子に、優しい雰囲気の集団ならば、やさしい子に自然に染まっていくようにです。ドロシー・ロー・ノルトの詩「子どもは親の鏡」の中に、このような1節がありました。「ほめてあげれば、子どもは明るい子に育つ。認めてあげれば、子どもは自分が好きになる」
保育者が、子どもをいつもたくさん褒めて、認めて、見つめてあげて、そして愛してあげて、楽しい環境(雰囲気)をいっぱい作ってあげたいと思います。
昭和っこたち 秋空を自分らしく楽しく飛んで行きましょう!
(色づき出したコブシとケヤキが、子どもを温かく見つめます)