2023年11月29日
あなたのこといつも応援しているよ(園長より)
♪かきねのかきねのまがりかど…♪晩秋から初冬へ、季節は静かに流れています。冬枯れの木々には、名残惜しそうに僅かな葉が残っています。寒くなってきたけれど、子どもたちは元気いっぱいに楽しく過ごしています。保護者の皆様にはいつもお世話になっております。感謝申し上げます。今週は個別懇談会ですが、園へのご要望などありましたら遠慮なくお申し出ください。よろしくお願いいたします。
先週、年長さんがなかよし音楽会に参加し、素晴らしい発表をしてくれました。「だいすきのしるし」という歌と「スマイル」の合奏、「ハロハロ」の表現でした。会場いっぱいに柔らかい歌声や調和のとれた合奏が、優しく美しくホールに響きました。音楽は、奏でる人の感じたものが表現されます。大勢の人たちの前で夢中に演奏する子どもたち。大きな口を開けて一生懸命必死に歌う顔つき。本当にその子らしい表情が輝いていたように思います。運動会もそうですが、今まで練習してきたことを大勢の人が見てる前でするのは、とても緊張するし、プレッシャーがかかります。ドキドキです。でもその緊張が子どもを伸ばし、頑張らせてくれます。それは「見て、ぼくはやったよ」という自負が、心の片隅からちょっと顔を出すからです。
先日、ゴジラ(山﨑貴監督)という映画を鑑賞しました。少し紹介します。戦争中、主人公の青年が特攻隊員として戦地に行くのですが、怖くなって逃げてきます。自分がなぜ命を落とさなければならないのか、何のために戦うのか?分からなかったからです。しかし、ゴジラが出現し、次々と自分の大切な人の命を奪い、街を破壊していく中で、青年は自分を奮い立たせて巨大なゴジラに向かい、立ち上がる…というお話です。信学会昭和幼稚園の子どもたちが音楽会や運動会や様々な面で、ドキドキしながらも頑張れるのは、きっと、この青年のように「僕には応援してくれる人=大切な人がいるんだ。その為に頑張らないと」という純粋な気持ちがきっとあるからだと思います。「いざとなったらやるよ」の強い気持ちがどの子にも秘めています。私たち保育者も「あなたは大切な昭和っ子だよ。いつも応援してるからね」の温かい心で後押ししたいと思っています。
木枯らしの舞う園庭で「園長先生、この虫なあに」とちっちゃな幼虫を見せに来てくれたAくん。大好きなことを追いかける瞳には、真っすぐなステキな真心が映っていました。
(仲良く遊びます。本文とは関係ありません。)
(年中さん廃材遊びに夢中です)