2023年12月27日
あなたらしい風を吹かせよう(園長より)
(朝のリズム体操です。寒さに負けず元気いっぱいです!)
♪もういくつねるとおしょうがつ…♪雪が降って、冬の訪れ感じるこの頃です。いよいよ明後日から冬休みになります。保護者の皆様には、2学期大変お世話になり、ありがとうございました。その中で日々、子どもの姿(真心)に嬉しく思う事がたくさんありました。「あーいいな愛の幼稚園」を感じています。
先日、朝園門にいますと少しお休みをしていたA君が「園長先生久しぶりだね」と言って、笑顔で声を掛けてハイタッチをくれました。ニコニコ笑顔で、会えてよかったという親しみが溢れ、とても明るい気持ちにしてくれました。また、夕方、庭の枯葉を掃いて袋に入れていると、私が知らない間にB君やC子ちゃんが側に来て、「手伝うね」と言って、両手で枯葉を抱えて、袋に入れてくれました。きっと一人で葉っぱを集めているのを見て、お手伝いをしたいと思ったのでしょう。寒い中ですが楽しそうにしてくれました。
それから、私が帰り際車の所にいますと、お友だちが園庭から近くに駆けて来て「園長先生何処にいくの?」と声を掛けてくれます。「~だよ」と応えると、そうなんだという顔をした後「さようなら~」と明るいトーンで、ありったけの笑顔で手を振ってくれました。とても幸せな心に包まれ、一日の疲れが消えるようでした。まだまだたくさんの子どもの優しさに「あーいいな」を感じています。
星野富弘さん(不慮の事故で手足の自由を失いながら、口に筆をくわえて字や絵を描かれている)の詩を読みました。紹介します。
風は見えない
だけど木に
吹けば
緑の風になり
花に吹けば
花の風になる
今 私を
過ぎていった
風は
どんな風に
なったのだろう (コスモスの花)
目の前の子どもたちの心は見えません。でもその心(風)は、私たち保育者の心を揺らし震わせます。優しさや楽しさや明るさや、時には悲しさも辛さを感じさせてくれます。とてもありがたい存在です。子どもがいるから、私たちはいろんなことを考え、自分はどうすべきかな?を自問するのだと思います。いつも子どもの心の中の優しさを考え、同時に、自分を見つめていたいです。
いよいよ新しい年が目の前にやってきます。益々自分らしさを出して、あなたらしい風を思い切り吹かせてください。
さあ、昭和っ子たち、2024年にレッツゴーです!
(夕方楽しく遊ぶ子どもたち。夕焼けが照らします。)