2023年12月27日
子どものいる風景~みんな主人公だよ~(園長より)
灰色の雲の合間から柔らかい冬の陽射しが降り注ぐ朝、園庭では子どもたちが元気に遊んでいます。「園長先生遊ぼう!」4人程の年少さんが誘ってくれます。子どもから声が掛かるって嬉しいですね。私が走ると追いかけてきます。立ち止まって、戦いのような仕草をすると、子どもたちはハッとした顔つきで、戦闘モードに変身。テレビのヒーローのようになって、勇ましく向かってきました。
「エイ、ヤアー」声を振り絞って、必死の形相で足を上げ手を振り下ろし、体は躍動します。私が「やられた!」と言って、後ずさりすると、にこっとして嬉しそうです。すると、年中さんも年長さんのお友だちも「い―れ―て」と言いながら集まって来て賑やかになりました。みんなで追ったり追いかけられたり、もう全身でありったけの力で走り動きます。
「捕まえた」やっと一人のお子さんにタッチし、抱っこしながらグルっと回してあげました。「わあー」と明るくて可愛い声が耳元に響きます。子どもの温もりを体いっぱいに感じて、そっと地面に降ろします。私の心は、ふわふわいい気持ちになりました。子どもを抱っこできるなんて幸せですね。ありがたいひと時だと思います。
すると、いつの間にか、お日様が顔を出してきます。まるで、一人ひとりが舞台の主人公のようになって、キラキラ輝いていました。
(縄跳びに夢中です。本文とは関係ありません。)
(年長さん、仲良くボール遊びです。)
(たんぽぽさん素材遊び。みんな真剣にいろんなものを作ります)
(夕暮れの園庭が幼稚園を優しく見つめます。皆様良いお年をお迎えください!)