2024年10月3日
みんな伸びるよ(園長より)
♪あれまつむしがないている…♪秋の虫たちが草むらで優しく鳴いています。空にはひつじ雲が漂い本格的な秋の季節が訪れようとしています。保護者の皆様には、日頃よりご支援いただき感謝申し上げます。
さて、運動会が終わりました。今までの練習を十分生かして、子どもたちは一人ひとりかけっこやダンス、組体操など精一杯の取り組みでした。見ていて「あーいいな、子どもはなんて純粋に頑張るんだろう」と、感心しました。きっと大勢の人の前でドキドキしたこともあったでしょうが、ひたむきな姿に頭の下がる思いです。
子どもは伸びます。思いがけないところで、「え、~君こんなことできるようになった」と驚かされる場面があります。環境が変わったり、人との出会いであったり、何かの経験をすることで、新芽が育つようにどんどん伸びていきます。子どもの姿を頭から決めつけないで、絶えず変わっていく存在。良い方に伸びていく存在として温かく見つめていきたいと思っています。やさしく(Y)あたたかく(A)たのしく(T)ありがとう(A)の心を、保育者で共有し、いつも大事にしたいと思います。
ずっと昔、務めていた学校でお子さんが作文を書いてくれました。今も大事に取ってあるのですが、一部紹介します。
【ぼくは、お母さんの笑顔を見るのが一番好きです。お母さんは仕事から帰ると、疲れているような感じがします。ぼくは、おばあちゃんと夕飯のしたくをします。その時にいつも思います。ぼくが大人になったら、食堂で働いておいしいものを家族みんなに食べさせたいです。…お母さんの一番うれしい顔を見たいです。この夢をかなえたいです。】
大好きなお母さんへの気持ちが綴られた、いい作文だなと思います。お母さんや家族という存在があるから、お子さんは安心して自分をのびのび出していけます。自分に自信が持って行動が出来ます。失敗があっても、悲しいことがあっても乗り越える力が生まれます。
かけっこで転んでも、また立ち上がり、真剣な顔で前に前に向かって走り続けていたお子さんがいました。家族の「頑張れー」の愛の言葉が、しっかり届いていたのだと思います。
スポーツ・芸術~の秋です。昭和っ子たち「あーいいなの秋」へとレッツゴーです。