2025年3月14日
優しさに包まれ ありがとうの花が咲いたよ(園長より)
(卒業式の練習をする年長さん)
♪たくさんのまいにちをここですごしてきたね…♪年長さんの歌う卒業式の歌がゆうぎ室から流れてきます。3学期も本日で終了し、明日は卒業式を迎えます。この一年間、保護者の皆様には様々な面で大変お世話になりました。ありがとうございました。園で大切にしている、やさしい、あたたかい、たのしい、ありがとうのYATA(やったー)保育が少しずつ定着してきて、穏やかで温かい風が園全体に吹いているように思います。
先日、朝園門にいると年長のA君が「園長先生、これ上げる」と言って、手作りの小さい花束を持ってきてくれました。何枚もの色鮮やかな紙が重なってとても素敵な花束でした。袋の中には何個かの花束が入っていて、他のお友達などにもプレゼントするのでしょうか。Aくんの優しさは、朝から園の中に優しい風を吹き込んでくれました。「ありがとう」A君。その真心は、目に見えないけれど、園の中に静かに広がっていました。嬉しそうに園舎に入っていく姿を見ながら、今日一日が素晴らしい日になるように感じました。
年長さんが歌ってくれた「ありがとうの花」の詩を紹介します。いい詩です。
ありがとうっていったら みんなが笑ってる
その顔がうれしくて なんどもありがとう
町中に咲いてる ありがとうの花
風に吹かれ明日に 飛んで行く
ありがとうの花が咲くよ きみの町にも ホラいつか
ありがとうの花が咲くよ みんなが笑ってるよ
この一年間、子どもたちからたくさん「ありがとうございました」の言葉がありました。何か活動が終わった後など、いつも子どもたちは、教えていただいた方にお礼の言葉を伝えていました。昨日の最後の卒業式の練習の後、年長さんがしっかり前を向いて周りにいた保育者に真剣な顔でお礼を述べました。目をしっかり開け、その子らしい純粋で真っすぐな心に感動しました。私たち保育者も、子どもがそこに居るだけで楽しい気持ちにさせられます。「園長先生」や「一緒に遊ぼう」の無邪気で優しい言葉に何度も勇気づけられた一年間でした。子どもたち、本当にありがとう。
明日は、卒業式です。みんなでいっぱい「ありがとうの花」を咲かせたいです。
(最後の朝の体操で、年長さんが前に出て踊ってくれました。)